画面割れや水没・・・故障の種類やiPhone修理の流れについて

水没によるiPhoneの故障

2018年02月05日 16時09分

フロントパネルの次に多いとされる修理が、「水没」により故障してしまったiPhoneです。水に落としたあとすぐにiPhoneを拾い上げると、焦りからか、急いで電源が入るかを確かめる方が多いようです。しかし、これは大事な基盤をショートさせてしまう原因にもなるので絶対にしてはいけない行為であるため、「水没したiPhoneには決して電源を入れてはいけません」。もし水没しても画面がついているときには、すぐに電源を切って基盤がショートしてしまうリスクを回避しましょう。
また、水没したiPhoneを強く揺らして水分を出そうとする行為も、状況を悪化させる原因になるため決してしないようにしましょう。万が一、水のなかに携帯を落としてしまったときには、乾いたタオルにそっと置いて、表面に付いた水滴をやさしく拭き取る程度で十分です。
 
~水没に関する修理の流れ~
水没したiPhoneでもApple Care+に加入していれば、通常よりも安い料金で修理を受けることができます。ただし、水没により内部の基盤まで故障しているときは、修理という名目ではありますが、実際には新しいiPhoneに交換という形で作業が進みます。在庫があればすぐに交換してもらうことができますが、在庫がない場合には数日待つ必要があります。
民間のiPhone修理業者に依頼すると、iPhoneの状態によっては部品のみの交換だけで修理作業が完了することがあります。もしも、水没したiPhoneをそのまま使いたいというときには、復旧が可能かどうかを確認したうえで、故障したiPhoneを修理してもらうようにしましょう。
万が一iPhone内部の基盤まで破損している場合は、一部のパーツを交換しただけでは問題が解決されないため修理不可となります。その場合は、新しい端末への機種変更が必要になり、保存されたデータも消去されてしまいます。こういったことからも、水没の恐れを考慮して、定期的にバックアップを取っておくことをおすすめします。
また、海に旅行する際には、iPhoneに水がかかってしまう可能性を見こして、防水ケースに入れておくと安心です。最近は、防水加工機能があるiPhoneが販売されていますが、このような機能が付いていないiPhoneを海辺で使うときは防水ケースに入れて使ったほうが安心です。